【2019.2.17】大気バイオエアロゾル観測!様々な方法で世界でも貴重なデータを取得

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1月10日および22日の2回、大陸上の観測拠点であるS17において、無人航空機を用いた大気のバイオエアロゾル(大気中に浮遊している生物粒子)観測を行いました。

Fig1

Fig2

観測にはカイトプレーンを使用し、高高度のデータを取得しました。

  

南極上空の高度約1,000m付近における大気バイオエアロゾルの採取と生物分析は、世界でもほとんど例がなく、今回得られたデータは、エアロゾル研究分野ばかりでなく、生物進化学、系統地理学、農学、気象学、医学などの分野にとっても、貴重なデータです。

Fig3

Fig4

また、S17観測拠点においては、2018年12月26日~2019年1月23日までの間、大気バイオエアロゾルの地上定点連続採集と微生物センサによる連続観測も実施しました。

大気バイオエアロゾルの南極大陸内陸での定点連続観測は、世界でも珍しいものです。

  

さらに、「しらせ」艦上では、

2018年11月29日~12月15日(往路)、2019年2月1日~2月17日(復路)

の間、海洋上の大気バイオエアロゾルを含む、エアロゾル観測を行いました。

特に、2019年2月1日~6日までの期間は、昭和基地と「しらせ」の同時刻同期間で連続大気バイオエアロゾル採集を実施しました。

南極地域における陸海同時の大気バイオエアロゾル観測もまた、世界では実施された報告がほとんどありません。

  

2019年1月28日、生態系観測としても、アデリーペンギンを発生源とした大気バイオエアロゾル調査のために、ラングホブデ袋浦のルッカリーにおいて大気バイオエアロゾル地上採集を実施しました。

帰国後サンプル分析を行います。

  

今回得られた様々なデータをもとに、今後、空域・陸域・海域生態系の関係を検討します。