【2019.2.5】昭和基地でのエアロゾル長期観測24年目に突入!

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1月31日、59次越冬隊の気水圏隊員から60次越冬隊の気水圏隊員へ、エアロゾル観測の引き継ぎが行われました!

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エアロゾル観測を担当している60次隊越冬・金森隊員(左)と59次隊越冬・加藤隊員(右)

 

エアロゾルとは、一般的には大気中に浮遊するちりなどの微粒子のことを言います。

南極のような人間活動から隔離しており清浄な大気の場所においては、エアロゾルが観測できないのではないか?と思われるかもしれません。

しかし、南極でもエアロゾルを観測することが出来るのです。

大気中を浮遊するエアロゾルは、人間活動の盛んな他の大陸から、大気の流れに乗って運ばれてきます。

このエアロゾルを観測し、どのようなエアロゾルがいつ南極に運ばれてくるかを調べることは、大気中を漂う物質の循環の仕組みや、氷床コアから古気候を解釈する上での大きな手がかりとなります。

 

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昭和基地でエアロゾル観測を行っている清浄大気観測小屋

  

南極・昭和基地では、1996年から継続的にエアロゾル観測を行っています。

60次隊の夏期間では、12月30日から1月28日にかけて、観測を行っている清浄大気観測小屋で、装置の更新に向けた複数機材による並行観測を行いました。これにより次の1年間に向けて、観測を継続出来る状態が整い、先日1月31日、24年目の観測に向けた59次隊観測隊員から60次隊観測隊員への引き継ぎが行われました。

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清浄大気観測小屋内に設置されたエアロゾルの観測機器

  

次の1年間もエアロゾルが南極へ運ばれてくるタイミングを逃さず、連続的に観測を継続します!