昭和基地での健康診断

9月14~16日の3日間、南極・昭和基地では、67次越冬隊の第4回目の定期健康診断を実施しました。越冬隊では、隊員の健康状態を継続的に確認するため、3か月に1度、定期健康診断を行っています。今回は、尿検査や血圧・体重測定をはじめ、心電図、血液検査、聴力・視力検査など、日本で行う健康診断とほぼ変わらない内容を実施しました。

採血を受ける隊員
撮影:JARE67 北郷 実(2026年9月16日)
血液を解析している医療隊員
撮影:JARE67 鎌田隆雅(2026年9月16日)

昭和基地には、日本から2名の医師が越冬隊員として参加しています。日本から遠く離れ、すぐに高度な医療機関を受診することのできない昭和基地では、病気やけがを未然に防ぐこと、そして体調の変化や異常をできるだけ早く見つけることがとても重要です。日常の診療だけでなく、こうした定期健診を通して、隊員一人ひとりの健康状態を継続して確認しています。また今回の健診は、11月頃から内陸のドームふじ基地での活動に参加する隊員にとって、南極で受ける最後のメディカルチェックでもあります。昭和基地よりもさらに厳しい自然環境にあり、医療へのアクセスも一層限られる場所で活動するため、出発前に健康状態をしっかり確認し、安心して任務に臨めるよう準備することが欠かせません。

越冬生活も後半に入り、野外活動や内陸での観測など、それぞれのミッションがさらに本格化していきます。厳しい環境の中で安全に活動を続けるためにも、日頃の健康管理と、定期的なメディカルチェックの積み重ねが大切です。隊員全員がそれぞれの任務を果たし、元気に越冬を終えられるよう、これからも日々の健康管理と早期発見・予防に努めていきます。

(JARE67 鎌田隆雅)