南半球にある南極では、今の季節は秋。徐々に日の出の時刻が遅くなり、冬が近づいていることを実感します。昭和基地内の積雪も増えてきたため、トラックなどのタイヤで走る車は車庫にしまって長い冬に備えています。
そんな中で少し恋しくなるのが、色鮮やかな景色が広がる日本の春。特に、毎年必ず目にしていた桜を見ることができないのは物足りなさを感じてしまいます。そこで、日本に合わせて春の気分を味わうべくお花見会を開催しました。
撮影:JARE67 矢萩智裕(2026年3月21日)
撮影:JARE67 矢萩智裕(2026年3月25日)
撮影:JARE67 矢萩智裕(2026年3月29日)
撮影:JARE67 井上創介(2026年3月29日)
もちろん昭和基地に本物の桜は咲いていませんが、そこは何でも乗り越えていく南極地域観測隊。無いなら作ればいい、というわけで建築隊員が中心となり、立派な桜の樹を製作しました。そこに隊員みんなで造花を作り飾っていきます。作業のお供には、こちらも隊員有志が作った桜餅。気象隊員による“桜の開花”が観測された後、あっという間に満開の昭和桜が出来上がりました。お花見と合わせて、3月に誕生日を迎えた隊員の誕生会も同時開催。華やかになった会場で賑やかな夜を過ごしました。
撮影:JARE67 井上創介(2026年3月29日)
厳しい自然環境の中、少人数で長い越冬生活を過ごす越冬隊。その生活にメリハリと潤いを加えるため、休日には時々このようなイベントを開催しています。越冬交代から2ヶ月が経って業務と生活にはだいぶ慣れてきましたが、南極の冬はまだまだこれからです。
撮影:JARE67 井上創介(2026年3月29日)
(JARE67 井上創介)


