昭和基地の電気は、発電棟にある最大出力300kVA(約240kW)のディーゼル発電機2台で賄われています。といっても2台同時に稼働しているわけではなく、約500時間(およそ3週間)ごとに切り替えながら使用しています。
1月12日、機械隊のメンバーを中心に1号機から2号機への電源切替作業が行われました。この日の切替作業には引き継ぎを兼ね66次隊と67次隊両方の隊員が参加しました。
撮影:JARE67 池田未歩 (2026年1月12日)
撮影:JARE67 池田未歩 (2026年1月12日)
電源を切り替える際は、発電機にかかる負荷を通常時より抑える必要があるため、無線を通じて基地内に節電の呼びかけが行われます。電力消費が規定値以下であることを確認した後、切替作業が開始されました。
まずは現在稼働中の1号機の状態を確認し、次に2号機を始動。スムーズに電力供給を移せるよう、一時2台を並列運転して負荷を分担させます。その後、徐々に2号機へと負荷を移し完全に切り替えたあと、1号機の立ち下げを行い作業完了となります。
撮影:JARE67 池田未歩 (2026年1月12日)
撮影:JARE67 池田未歩 (2026年1月12日)
撮影:JARE67 池田未歩 (2026年1月12日)
撮影:JARE67 池田未歩 (2026年1月12日)
撮影:JARE67 池田未歩 (2026年1月12日)
撮影:JARE67 池田未歩 (2026年1月12日)
昭和基地では、発電機でつくられた電力が各種観測や基地内設備の稼働など基地生活のあらゆるシーンで使われています。また排熱は建物の暖房として使われるなど、電力と熱の両面で暮らしを支える重要な設備です。
冬には-30度を下回る日もある昭和基地で、電気は文字通り命を繋ぐ欠かせないライフライン。何度も繰り替えされ、一つ間違えば油断が生じてしまいそうな業務でも、丁寧に確認し合いながら作業が進められている様にこの地で電力がいかに大切か改めて感じさせられました。
(JARE67 池田未歩)


