67次隊が第一便で昭和基地に入った当日から海氷安全講習が行われました。
昭和基地は南極大陸から約4km離れた東オングル島という島の上にあるので、しらせ↔︎昭和基地間の氷上輸送や基地周辺の観測へ出る時は海氷の上を通ることになります。まるで小さな街のように建物や衣食住のインフラが整備されている昭和基地でも、少し外にでるとそこは危険な海の上。潮の満ち引きによって海面が上下することにより生じた「タイドクラック」や、海氷同士がぶつかり盛り上がった「プレッシャーリッジ」などの危険が潜んでいます。
講習は66次隊の隊員が講師をつとめ、野外へ出る予定のある67次隊員全員が受けられるよう数回に分けて行われました。
他にも数名の66次隊員が講師として指導。
撮影:JARE67 池田未歩 (2025年12月25日)
撮影:JARE67 池田未歩(2025年12月25日)
昭和基地では積雪の下のクラックなどを確かめるために使っています。
撮影:JARE67 池田未歩(2025年12月25日)
撮影:JARE67 池田未歩(2025年12月25日)
撮影:JARE67 池田未歩 (2025年12月25日)
様々な観測や設営作業で盛りだくさんの昭和基地の夏オペレーション。到着早々、隊員は昭和基地内の各施設や、時に海氷上で各々のミッションに従事することになります。
海氷上の危険を心に留めながら安全に気をつけて活動します!
(JARE67 池田未歩)


