水中ドローンによる観測

5月2日、水中ドローンによる観測のため「西の浦」という海氷上に行きました。「海氷下における魚類の行動・生態の解明」として研究観測を行う黒田隊員と浅井隊員が主導し、他の隊員が作業支援を行いました。

海氷にドローンが入るくらいの少し大きな穴をドリルで開け、横に作業用のテントを設置。そしてその穴を中心として、三角形を描くような位置に小さな穴を開け、測器を設置。準備が整ったところでドローンを沈めていきます。

ドリルで海氷上に穴を開ける
撮影:JARE66 米村幸司(2025年5月2日)
ドローンを海中へ
撮影:JARE66 米村幸司(2025年5月2日)
作業用テント内でモニターを確認
撮影:JARE66 米村幸司(2025年5月2日)
生物と共に廃棄物も丹念に観測調査していく
撮影:JARE66 米村幸司(2025年5月2日)

横からモニターを少し見学させてもらい、魚やヒモムシ、ヒトデなどの生物が確認できました。この後、録画した映像を担当隊員で確認、分析する予定です。観測を終えた後、無事にドローンも帰還して安心しました。現在の昭和基地周辺はしばしばふぶきが吹き低温の厳しい環境ですが、海中では生物の存在を感じることができ嬉しく思いました。

ヒトデのような生き物
撮影:JARE66 米村幸司(2025年5月2日)
こちらもヒトデのような生き物と背後に広がる景色
撮影:JARE66 米村幸司(2025年5月2日)
無事にドローンが帰還して一安心
撮影:JARE66 米村幸司(2025年5月2日)

(JARE66 米村幸司)