2025年2月26日午前10時9分、第66次南極地域観測隊を乗せた「しらせ」がフリーマントルから再び出港しました。目指すはトッテン氷河。
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出港を前に原田隊長は「現地は気候が非常に厳しい海域ですが気を引き締めて観測にあたります。トッテン氷河の融解を解明するためのサンプルやデータをしっかり持ち帰り、来年のため引き継ぎたい」と決意を述べました。
また、66次隊の活動では暴風圏(南緯40~60度あたりの海域)を2往復します。南極観測船「しらせ」の齋藤艦長は「とにかく安全な航行が最優先。ただ、スケジュールを遅らせることはできないので、航海中は常に緊張が続きますね。またトッテン氷河沖では寒い中での作業が連日続きます。全行程を通じて観測隊員、しらせ乗員の体調面にも気を遣わなければなりませんね」と語りました。
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撮影:JARE66 大久保 瑠衣 (2025年2月22日)
現地在住の日本の方や、極地研関係者を含め、多くの方々に見送っていただきました。
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撮影:JARE66 北本 憲央(2025年2月26日)
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撮影:JARE66 北本 憲央(2025年2月26日)
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撮影:JARE66 大久保 瑠衣(2025年2月26日)
「しらせ」の航海状況はHPで確認することができます。
※観測隊はいまどこ?
https://www.nipr.ac.jp/antarctic/jare/map66.html
(JARE66 北本憲央)