昭和基地には消防署が無いため、火災が発生した場合は隊員自らが消火活動にあたらなければなりません。隊員は毎月訓練をして、もしもの事態に備えます。
午前8時30分、「ジリリリリ……」と警報が鳴りました。昭和基地の主要施設である「管理棟」から50メートルほど離れた「小型発電機小屋」で火災が発生し、けが人が出ているという想定です。65次の隊員が本部、消火班、救助班、医療班、ポンプ班などに分かれ、それぞれの装備を用意し、隊員同士が各持ち場で連携しながら消防活動に入ります。
66次の隊員たちはその様子を見学し、訓練後は班ごとに引継ぎを行いました。
万が一の火事にしっかりと備えつつも、何より本番が来ないことを祈ります。

撮影:JARE66 北本 憲央(2025年1月29日)

撮影:JARE66 北本 憲央(2025年1月29日)

撮影:JARE66 北本 憲央(2025年1月29日)
(JARE66 北本憲央)