130キロリットル水槽清掃

昭和基地には130キロリットルの大きな水槽があります。この水槽の水は、発電機の冷却水の熱を温めて循環させることで配管が凍らないようにしており、また冬期は水中ポンプを使って凍った水が建屋側に引き込まれないようにしています。飲料水、雑用水などに利用されており、基地の生命線とも言えます。

1月28日にこの水槽の清掃を行いました。この業務を担当した垣内隊員は「年に一回この夏期間にしかできない作業なので、この一年間で溜まった汚れをすべて洗い流して越冬を迎えたいと思います。」と意気込みを話していました。

清掃前の130kl水槽。水槽の底には、風で飛ばされて入り込んだ砂や土埃がたくさん沈殿しています
撮影: JARE64 山口真一(2023年1月28日)
63次隊、64次隊と大勢で清掃をします
撮影:JARE64 山口真一(2023年1月28日)
左)壁面の汚れをデッキブラシで落とす隊員。右)デッキブラシで汚れを落とした後、汚れを拭き取ります
撮影: JARE64 山口真一(2023年1月28日)
とてもきれいになりました
撮影: JARE64 山口真一(2023年1月28日)
ポンプ の配管を組み立てる機械担当隊員たち
撮影: JARE64 山口真一(2023年1月28日)
清掃が完了し注水されると、歓声が沸き拍手が起こりました
撮影: JARE64 山口真一(2023年1月28日)

この清掃が終わるといよいよ越冬交代です。

JARE64 山口真一)