昭和基地には130キロリットルの大きな水槽があります。この水槽の水は、発電機の冷却水の熱を温めて循環させることで配管が凍らないようにしており、また冬期は水中ポンプを使って凍った水が建屋側に引き込まれないようにしています。飲料水、雑用水などに利用されており、基地の生命線とも言えます。
1月28日にこの水槽の清掃を行いました。この業務を担当した垣内隊員は「年に一回この夏期間にしかできない作業なので、この一年間で溜まった汚れをすべて洗い流して越冬を迎えたいと思います。」と意気込みを話していました。
この清掃が終わるといよいよ越冬交代です。
(JARE64 山口真一)