自然現象を観測するためには、観測場所を決定し、そこに観測機器を設置し、データ収集を行うことが必要です。しかし、南極の氷河や他の惑星など、人が実際に現場に行って観測機器を設置するには困難な場所が多く存在します。今回紹介する観測チームは、そのような危険な場所に空から観測機器を設置するための「ペネトレータ」とばれる投下貫入型の観測システムを長年研究しており、南極での使用に耐えられるペネトレータ観測システムを開発することを目標としています。
この業務に携わった西川隊員は「三ヵ年計画の初年度としては十分な成果が得られたと思います。今後も研究を続け、南極の氷河観測や、月惑星探査などに繋げていきたいと思っています。」と夢を語ってくれました。
(JARE64 山口真一)