⼤型⼤気レーダーPANSY

64次隊の重点研究観測の一つに「⼤型⼤気レーダーを中⼼とした観測展開から探る⼤気⼤循環変動」というプロジェクトがあります。地球大気全域の気候の将来予測のためには、大気大循環と呼ばれる地球規模の大気の流れを正確に把握し、その変動メカニズムを調べることが必要です。昭和基地にはそれらを調べるために直径300mの領域に1000本以上のアンテナを設置した南極域最大のレーダー(PANSYレーダー)を配置しています。PANSYレーダーアンテナエリアは冬の間に吹き溜まるため、夏期間中に集中して除雪を行なう必要があり、重機の入れない場所では手掘りの作業となります。PANSYの保守を行う虫明隊員は「技術屋魂に則り正々堂々最後の一本まで戦います」と除雪作業への意気込みを語っていました。

一面に広がるPANSYレーダーアンテナ
撮影:JARE64 小松俊介(2022年12月28日)
PANSYで観測したデータについて説明をする虫明隊員(右)
撮影:JARE64 山口真一(2022年12月28日)
アンテナ同様送受信機もたくさんあります
撮影:JARE64 山口真一(2022年12月28日)
除雪作業中にハロ(太陽の周囲の光の輪)が出ていました
撮影:JARE64 山口真一(2022年12月28日)

JARE64 山口真一)