64次夏期間の始まり

昭和基地に到着した64次隊は、夏期間の観測・設営活動をスタートするべく63次隊と協力し、物資・燃料輸送作業や生活の基盤づくりを進めています。白夜を迎えた南極では、夜中でも陽が沈みません。太陽の光に照らし出された雪景色、海氷、岩山の姿はとても雄大で、自然の美しさに魅せられています。一方で、車両や重機が通れるように除雪された基地内の主要な道は、雪融け水でぬかるみ、私たちの足元を危うくさせます。また、屋外に出るには防寒や日焼け防止のため、たくさんの装備を着用しなければならず、思ったように動けません。いろんなギャップに新鮮な毎日です。

海氷安全講習の様子。海氷上を安全に移動するため、クラック(割れ目)の確認方法を学ぶ
撮影:JARE64 白野亜実(2022年12月23日)

除雪が進み、地面が現れた昭和基地
撮影:JARE64 白野亜実(2022年12月24日)
昭和基地沖約260mの海氷上に接岸した「しらせ」
撮影:JARE64 白野亜実(2022年12月24日)

広場で63次隊が64次隊の歓迎会を開いてくれました
撮影:JARE64 白野亜実(2022年12月23日)

(JARE64 白野亜実)