昭和基地に到着した64次隊は、夏期間の観測・設営活動をスタートするべく63次隊と協力し、物資・燃料輸送作業や生活の基盤づくりを進めています。白夜を迎えた南極では、夜中でも陽が沈みません。太陽の光に照らし出された雪景色、海氷、岩山の姿はとても雄大で、自然の美しさに魅せられています。一方で、車両や重機が通れるように除雪された基地内の主要な道は、雪融け水でぬかるみ、私たちの足元を危うくさせます。また、屋外に出るには防寒や日焼け防止のため、たくさんの装備を着用しなければならず、思ったように動けません。いろんなギャップに新鮮な毎日です。
(JARE64 白野亜実)