ドームふじ観測拠点IIでは、観測隊員の生活の拠点となる内陸居住モジュールが完成しました。外壁は太陽光発電パネルに囲まれ、漆黒で重厚な外見です。一方、屋内は白木のインテリアで統一され、暖かみを感じる空間になっています。とても快適な居心地で、ついつい南極氷床の内陸にいることを忘れてしまうくらいです。内陸居住モジュールの完成にあたっては、長年にわたる研究開発や、61次隊での仮組など、多くの関係者の尽力がありました。先人達の尽力に感謝しつつ、ドームふじ観測拠点IIでの内陸居住モジュールの完成を大変誇りに思います。
(JARE63 堀川秀昭・JARE64 津滝俊)