11月1日(火)の現地時間21時25分、64次隊の先遣隊を乗せた飛行機が昭和基地沖の海氷上滑走路に降り立ちました。(ドロンイングモードランド航空網(DROMLAN)の活用についてはこちらのページをご参照ください)
10月10日に成田空港を出発した64次先遣隊は、南アフリカのケープタウンでDROMLANの大陸間フライト搭乗前の隔離期間を経て10月26日にノボラザレフスカヤ滑走路(ノボ滑走路)に到着し、本日、ノボ滑走路から約3時間半の大陸内フライトで昭和基地に到着しました。
今年2月8日に南極観測船「しらせ」に戻るヘリコプター最終便を見送って以来、63次隊は昭和基地で32名だけでの越冬生活を送ってきましたが、64次先遣隊を迎えてその孤立生活もいよいよ終わりを迎えることになりました。
とはいえ、新型コロナウイルス感染防止のため、昭和基地到着後7日間は、お互いに接触しないように、64次先遣隊の皆さんには第2夏期隊員宿舎で過ごしてもらうことになります。飛行機から降り立った先遣隊の荷物を運ぶお手伝いもできず心苦しい限りですが、ドームふじ基地までの内陸旅行や沿岸での調査などの準備を整え、無事に出発できることを祈っています。
(JARE63 馬場健太郎)