「しらせ」訓練航海 準備編

南極観測船「しらせ」は例年、南極へ向けて出港する前の総合訓練として、国内各地を巡航します。今年は8月29日から9月22日にかけて横須賀~室蘭~長崎~清水~横須賀港と巡ります。訓練航海の行動予定については、海上自衛隊のプレスリリースをご覧ください。(■総合訓練について
訓練航海には観測隊から一部の隊員や国内の技術者、研究者が乗船し、海洋観測等の訓練を行います。私たち庶務・広報担当も乗船し、「しらせ」乗員との打合せや船内生活の習熟等に努めます。今回はその準備編として物資の荷出しや積込みの様子を紹介します。

極地観測棟1F倉庫に集積された訓練航海の物資。持ち主の隊員らが責任をもって荷出しします。
撮影:JARE64 白野亜実(2022年8月25日)
フォークリフトで荷台に近づけた物資を人力で積付け。中には繊細な観測機器もあり、輸送の揺れに備えしっかりと固定します。
撮影:JARE64 白野亜実(2022年8月25日)
大型トラック3台いっぱいに積み込まれました。
撮影:JARE64 白野亜実(2022年8月25日)
横須賀港で停泊中の南極観測船「しらせ」。今年3月の帰国後、年次点検を終えてピカピカの姿。
撮影:JARE64 白野亜実(2022年8月26日)
岸壁に荷下ろしされた物資を船のクレーンでパワフルに積み込んでいきます。
撮影:JARE64 白野亜実(2022年8月26日)

暑さの残る厳しい気候でしたが、「しらせ」乗員の方々には力強く物資積込みを支援いただき、隊員らは集中して海洋観測機器の取付けや調整に臨んでいました。その姿に、ともに力を合わせて南極で活動するのがますます楽しみになりました。安全に留意して、訓練航海に行ってまいります。

JARE64 白野亜実)