12月4日に昭和基地で部分日食が観測されました。今回の日食は、南極地域でしか見ることのできない現象でした。
天候はやや薄雲があるものの、観測には十分な天候でした。
しかし、肝心の太陽観測用のフィルターを持ち合わせていませんでした。
そこで基地にあった材料でフィルターを作り、撮影することにしました。
ガサゴソと古い観測資材をあさってみると、中から使われていない救急アルミシートを発見しました。

撮影:JARE62 伊達元成(2021年12月4日)
このアルミシートは遭難した時に体温を保温したり、観測装置の保温に使ったりする物ですが、裏側からはサングラスのように透けて見えます。

撮影:JARE62 伊達元成(2021年12月4日)
これを数㎝四方で切り出して、レンズフードに取り付けました。

撮影:JARE62 伊達元成(2021年12月4日)

撮影:JARE62 伊達元成(2021年12月4日)
市販の専用のフォルターほど性能は良くないのですが、日食を撮影するのには充分でした。

撮影:JARE62 伊達元成(2021年12月4日)
日食が最大になった頃、日差しが弱くなって肌寒く感じました。天体の運行と太陽エネルギーを体感できるひとときでした。

撮影:JARE62 伊達元成(2021年12月4日)

撮影:JARE62 伊達元成(2021年12月4日)

撮影:JARE62 伊達元成(2021年12月4日)

撮影:JARE62 伊達元成(2021年12月4日)
撮影・編集:JARE62 伊達元成
(JARE62 伊達元成)
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