11月10日に昭和基地を出発した我々ドームふじへの旅行隊は、16日にみずほ基地に到着したあと、ふぶきにより停滞していました。
トイレに行くのも、となりの車に移動するのも、食糧を取りにいくのも、体中は雪まみれに。
見通しはほんの数十メートルで、昭和基地のふぶきとは違った、内陸のふぶきを味わいました。
この悪天は19日夜遅くに一気に回復し、20日は一日中作業を行いました。
21日からまた南に向けて出発します。
標高が上がってくると、雪面はサスツルギとなっておりその凹凸を整地しながら進んでいます。また道中では、観測や、装置のメンテナンスなども行っています。
標高は2000mを超え、空気は薄く気温も低くなってきて、昭和基地から離れているのを感じています。
(JARE62 新居見 励)