野外観測に行ってきました ~地圏編~ ②

1225日にラングホブデ・ザクロ池、1226日に西オングル島・大池に設置してある地温計の保守へ行ってきました。

地温計観測では地下2mまでに埋設されている地温計で地中の温度の通年観測を行い、温暖化に伴う凍土の融解現象を調べています。

今回はそれぞれの観測点の収録ボックス及びバッテリーの交換作業とデータ回収を行いました。

地温計のメンテナンス作業の様子@西オングル島・大池
撮影:JARE62 西村祐香(2020年12月26日)

 

また、海岸から地温計の設置地点までの水準測量を行いました。

水準測量の様子@ラングホブデ・ザクロ池
撮影:JARE62 西村祐香(2020年12月25日)

 

今回観測を行ったザクロ池にはガーネット(ザクロ石)が風化してできた砂(ガーネットサンド)が堆積していて、それが名前の由来となっています。

池の底に堆積したガーネットで池がザクロ色に染まり、その美しさに観測の手が止まりました。

ザクロ池に堆積していたガーネットサンド
撮影;JARE62 西村祐香(2020年12月25日)

 

JARE62 西村祐香)