3月3日、観測隊はケープダンレー沖の海洋観測に着手し、音波のドップラー効果を利用して各層測流を行う装置(ADCP: Acoustic Doppler Current Profiler)や電気伝導度・水温・深度記録計(CTD: Conductivity Temperature Depth profiler)などで構成される係留系を海から引き上げました。
艦首甲板で係留系を引き上げている様子。観測隊海洋チームとしらせ乗組員の素晴らしいチームワークで、予定よりも短時間で作業は進みました。
※写真は教員南極派遣プログラムHPの南極PHOTO ALBUMから360°画像でご覧いただけます。
回収した係留系
その後、東への移動が始まり、3月10日より北上を始めた「しらせ」は13日、南緯55度を通過しました。シドニー到着まであと5日です。
電離層やオーロラなどの観測担当隊員から「今日で最後だよ」と宣言されていた12日には、上空全面に広がる綺麗なオーロラを見ることができました。船旅もあとわずか…。
撮影者である教員派遣プログラムで同行中の新井さんは素敵な誕生日を迎えました。
しらせの動きは「進め!しらせ」をご覧ください。
本記事の写真は派遣された教員により撮影され、現地の様子は「教員南極派遣プログラムHP 南極PHOTO ALBUM(JARE60)」にもアップされています。
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越冬隊の記事は昭和基地NOW!!をご覧ください。