2月1日午前9時30分(日本時間同日午後3時30分)から、第59次越冬隊から第60次越冬隊への昭和基地管理引き継ぎのセレモニーである「越冬交代式」が執り行われました。この式には、南極観測船「しらせ」の宮﨑(みやざき)艦長、矢内補給長や、第60次夏隊員、同行者、しらせ乗員らが立ち合いました。
第59次隊の木津越冬隊長は「59次越冬隊の皆様お疲れ様でした」と長い越冬生活を終えた隊員を労いました。第60次隊の堤越冬隊長は「隊員一同気を引き締め、安全に越冬生活を送りたい」と語りました。
越冬交代式で握手をする第60次隊の堤雅基・隊長兼越冬隊長(握手をしている2人のうちオレンジ色ヘルメット)と、第59次木津暢彦越冬隊長
第60次隊員と第59次隊員は越冬生活へのねぎらいの言葉と、これから始まる越冬生活への激励の言葉を掛け合いました。
第60次越冬隊員(オレンジ色ヘルメット)と第59次越冬隊員(水色ヘルメット)が握手
交代式を終えた第59次越冬隊は、午前11時(日本時間同日午後5時)過ぎに、第60次隊員らの盛大な見送りを受けて29名が基地内ヘリポートから停留中の「しらせ」に向けて飛び立ちました。
来年2月までの一年間、第60次越冬隊員31名が昭和基地の維持運営を行うとともに、観測を継続して実施します。前次隊が守った昭和基地を我々も必ず守っていこうと決意を新たにした1日となりました。