第60次南極地域観測隊(堤第60次南極地域観測隊長)を乗せた南極観測船「しらせ」(宮﨑艦長)は、12月25日(火)現地時間14時25分(日本時間20時25分)、昭和基地の沖合約500mの定着氷に到着し、昭和基地接岸(基地に桟橋はないため沖合の定着氷接岸)を果たしました。
今シーズンは、往路ラミング回数344回でした。
※「昭和基地接岸」とは
昭和基地内の貯油タンクへ燃料をパイプライン輸送するためのホース展張ができる沖合(東オングル島沖合約1km以内の定着氷)に「しらせ」が到着すること。
※「ラミング」とは
勢いをつけて氷に乗り上げ、船体の重さで氷を砕いて進む砕氷行動のこと。
南極地域観測隊は、一年間の越冬観測を支える燃料や物資、食糧などを昭和基地に搬入することとしており、予定どおりに輸送が完了すれば、2月下旬に第59次越冬隊と交代して第60次越冬隊が一年間の越冬観測を開始することになります。
しらせの動きについては以下からご覧ください。