西オングル南部の上陸地点にて撮影。
59次隊越冬隊長と野外支援担当隊員(中央2名)と先遣地質チーム2名
先遣隊地質チームは、調査対象であるオングル諸島の各島への移動にスノーモービルを使用しています。
これで海氷上を移動するのです。
移動には59次越冬隊のルート工作支援があり、氷山や海氷のクラックなどを避けながら、各島へのルートを確認し、安全に行動しています。
スノーモービルでテオイヤ周辺の海氷上を移動中の様子
11月19日、ブリザード後のオングルカルベンにて地質調査
ブリザード後のオングルカルベンは、1週前にきた時と比べと露岩域が雪で覆われていました。
調査中に担いでいる大割ハンマーは、硬い片麻岩やグラニュライトを割り研究用岩石試料をサンプリングする際に役立ちます。
西オングル島の片麻岩には褶曲構造が見られます。
約20億から5億年前にかけての大陸成長プロセスを調べるため、60次隊地質チームは構造地質学・地球年代学を専門とする4名で(そのうち2名が先遣隊)、調査を行っています。