7月27日、極地研倉庫にて一般研究観測AP1002(氷床中の宇宙線生成核種を使った太陽粒子嵐の定量評価、課題代表者:JARE64 栗田直幸)の準備として、浅層コア掘削ドリル操作訓練を行いました。我々の観測チームでは、リュツォ・ホルム湾の氷床沿岸部2地点において25〜30mのアイスコア掘削を予定しています。
この日は、アイスコア掘削経験が豊富な極地研の本山教授にご指導いただきながら、南極における効率的な掘削ドリルの設営・操作方法を学びました。また、実際にドリルを操作し、アイスコア掘削作業のシミュレーションを行いました。当日は同じ64次隊のドームふじチーム※のメンバーにもサポートいただきました。
ドリルの組立や操作にはだいぶ慣れてきましたが、出発までに訓練を重ね、より安全かつ効率的な操作方法を身につけていきます。
※ドームふじチーム:昭和基地から約1000キロ、内陸のドームふじ基地周辺で、今後の深層掘削に向けて掘削拠点の設営などを担う隊員たち。
(JARE64 江刺和音)