北半球で夏至を迎えるこの時期、南極大陸の各地で越冬観測をしている各国の基地では、極夜で太陽が昇らず、沈みがちな気分を盛り上げるため、それぞれ趣向を凝らしたミッドウィンターフェスティバル（極夜祭、MWF）を開催します。

また、ミッドウィンターに合わせて各国の基地とグリーティングカードを交換することも恒例となっています。昭和基地では、MWF実行員会の中のパンフ・カード制作係を中心に撮影などの準備を行い、6月20日にEメールで各国の基地へ送信しました。

昭和基地から一番近い基地でも1,000km以上離れており、普段往来はないため、お互い直接会ったこともありませんが、各基地から送られてきたグリーティングカードを見ると、同じ南極で越冬しているという仲間意識も芽生えてきます。

国内からも、末松南極地域観測統合推進本部長（文部科学大臣）をはじめとして、関係機関、協力企業などから暖かい激励の電報やメッセージを頂戴しました。越冬生活後半も引き続き健康と安全には十分に留意し、所期の目的を達成すべく隊員一同で力を合わせてゆく所存ですので、今後とも変わらぬご声援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

（JARE63 馬場健太郎）

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