2月28日から3月4日の5日間、長野県・湯の丸高原で、観測隊の冬期総合訓練が行われました。参加したのは、今年の秋に出発する第64次南極地域観測隊の隊員候補者と同行候補者、合わせて約70名です。昨年に続きコロナ禍での開催となりましたが、参加者は事前にPCR検査を受け、訓練中は”新しい生活様式”を徹底するなど、感染対策を万全にした上で訓練に励みました。
座学での講義のほか、2日目から4日目は、湯の丸高原キャンプ場や湯ノ丸山を舞台に、雪山登山や雪原でのテント泊、ロープ登行訓練、ルート工作訓練などを行いました。
今後、6月に隊員・同行者の一部や観測計画の概要が決定する予定で、その後は秋の出発に向けての準備が本格化します。
(極地研広報室)