こんにちは!
国立極地研究所 南極・北極科学館です。
国立極地研究所では、
新型コロナウィルスの感染と拡散のリスクを低減するため、
原則として在宅勤務と入構制限の方針を継続しています。
南極・北極科学館も、感染拡大を防止するため臨時休館していましたが、
第62次南極地域観測隊が無事に出発したため、
2020年12月4日(金)より再開となりました。
当面、オンラインからの事前予約制で、毎週金曜日のみ開館いたします。
なお、時間帯や人数、ご覧になれる展示に制限を設けております。
詳しくは、科学館HP「ご来館の皆様へ」をご覧ください。
※今後の感染拡大状況や政府等の要請により、予定を変更することがあります。
その際は科学館HPにてお知らせ致します。
今週金曜日の1月29日は、「昭和基地開設記念日」です!
1957年 1月29日、第1次南極地域観測隊が
南極大陸のリュツォ・ホルム湾東岸にあるオングル島に上陸し、
昭和基地を開設することを決定した上陸式が行われました。
日本の南極観測にとって記念すべき日なのです!
昭和基地といえば、あれ?「東オングル島」じゃないの?
と疑問に思われる方もいるかもしれませんね。
そのとおりです!
正確に言えば、オングル島は現在、東オングル島と西オングル島に区分されていて、
昭和基地は東オングル島にあります。
しかし当初、オングル島は1つの島だと思われていました。
その後の調査で、狭い海峡で分かれた東西2つの島からなることが判明し、
現在では、東オングル島、西オングル島、と正式に区分されています。
そして、実は、
第1次隊による上陸式が行われた場所は、西オングル島の海岸であり
昭和基地がある東オングル島ではないのです。
西オングル島の上陸地点には、その地点を示す看板が立っています。
昭和基地から徒歩1時間ほどで行けるそうで、
今でも観測隊員が野外活動で訪れることがあるようですよ。
(「昭和基地NOW!!」で紹介されていた記事はこちら)
第1次隊についてもっと知りたいという方は、現在ウェブ公開中の企画展示をご覧ください。
また、アーカイブ室のページでも、第1次隊の写真や映像を楽しめますよ。
前回のブログでもお知らせしたように、
昭和基地では現在、第62次越冬隊員が越冬を開始しています。
昭和基地沖を離岸した観測船「しらせ」は帰路につき、大海原を航行中です。
極地研HPのこちらから観測隊の位置情報がご覧いただけます。
観測隊ブログでは、「しらせ」からみえる様々な風景の写真が
乗船中の観測隊の目でみた情景描写と共に掲載されていますので、
是非ご覧になってみてください!
読み進めるうちにだんたんと文章に入り込み、
まるで自分もその場に居るような感覚になりますよ~