こんにちは!
国立極地研究所 南極・北極科学館です。

国立極地研究所では、政府の緊急事態宣言解除後も、
新型コロナウィルスの感染と拡散のリスクを低減するため、
原則として在宅勤務と入構制限の方針を継続しています。
https://www.nipr.ac.jp/info/notice/20200602-2.html
皆さまの健康と安全および
今年度の南極観測隊員を無事に送り出すことを優先し、
南極・北極科学館も臨時休館を継続しています。
ご理解とご協力をお願いいたします。

猛暑もひと段落し、秋の気配を感じる季節になりましたね。

7・8月にはご自宅で極地を楽しんでいただけるコンテンツとして「おうちで極地」をご紹介してきましたが、科学館HPには他にもこんなコーナーがあることをご存知でしょうか?

「隕石・岩石顕微鏡」

科学館HPの下にあるバナーをクリック↓(赤い丸で囲んであるバナー)

▽岩石薄片(ナピア岩体)

▽隕石薄片(月隕石)

こちらは2013年5月〜2017年7月に科学館HPで連載した「隕石・岩石顕微鏡」です。

石をスライドガラスに貼り付けて、光が通るくらいに薄く加工したものを「薄片」といいます。

石は色々な種類の鉱物の粒からできていて、種類によって光の通りかたが違います。「偏光顕微鏡」という顕微鏡で薄片を見ると、鉱物の種類や結晶の構造など、たくさんのことを知ることができるのです。

「隕石・岩石顕微鏡」ページでは、南極で採取された15種類の隕石・岩石薄片と、その特徴について紹介しています。一口に「南極の岩石」といっても、色々な種類の岩石があります。

また、日本の観測隊は、南極で17,000個以上の隕石を見つけています。岩石や隕石を調べることで、大陸の成り立ちや地球の歴史を学ぶことができます。まずは見た目で「この石の模様きれい!」という楽しみ方でも十分だと思いますので、ぜひご覧ください♪

某地質学者いわく…様々な情報を持つ石を「おしゃべりな石」と呼び、そういった石がたくさんある場所はまさに宝石箱のよう!だそうです。不思議な世界です。

秋の夜長、様々な表情を見せる石の世界を楽しんでみませんか?