こんにちは!
国立極地研究所 南極・北極科学館です。
新型コロナウィルス感染症拡大防止のため、南極・北極科学館は現在も臨時休館しています。
政府の緊急事態宣言が解除されましたが、
南極・北極科学館は、館内設備の面から万全のウィルス対策を取ることが難しく、
皆様の健康と安全を最優先するために、休館を継続することになりました。
再開を楽しみにしてくださっていた皆さん、大変申し訳ございません。
現在、オンラインで楽しめるコンテンツ「おうちで極地」を作成中です。
南極・北極科学館ホームページでまもなく公開予定ですので、今しばらくお待ちください。
さて、今回は「南極・北極科学館の企画展示」についてご紹介します!
2月29日(土)から南極・北極科学館は臨時休館となってしまいましたが、
予定では3月7日(土)に春の企画展示「南極猫たけしと仲間たち~南極観測隊と仲間たちⅢ~」が始まるはずでした。
いつ開館しても良いように、企画展示の準備は計画通りに進めました。
昭和基地を開設した第1次南極地域観測隊(1956-58)と
カラフト犬たち、
そして、唯一南極で過ごした猫「たけし」についてご紹介するこの企画展示は、
あることをきっかけに開催が決定しました。
それは…
たけしのフェルト人形(猫形?)をいただいたことです!
このフェルト人形は、2019年夏に
山梨県立博物館企画展「すごすぎる!ねこ展~ヒトとネコの出会いと共存の歴史~」で展示されたものです。
企画展終了後に、極地研に寄贈していただきました。
このたけし人形を、昭和基地に連れて行ってもらえないかと、
第61次隊(夏隊:今年3月に帰国、越冬隊:現在越冬中)の皆さんにお願いしたところ、
たいへんありがたいことにOKが出まして…
忙しい作業の合間をぬって、たけし(人形)の写真を撮影していただきました。
観測隊の皆さん、本当にありがとうございました!!
約60年ぶりに南極の土を踏むことになったたけし(人形)。
60年前と現在の昭和基地、どんな違いがあるのでしょうか?
企画展示では、たけしの目を通して見た昭和基地の様子を写真でご紹介します!
※現在は、動物を南極に連れて行くことはできません。
準備は万端、あとは開館を待つのみ…の企画展示「南極猫たけしと仲間たち」ですが、
残念ながら臨時休館の継続が決定したため、
オンライン企画「おうちで極地」の中でご紹介することになりました。
準備ができ次第公開しますので、南極・北極科学館のホームページのチェックをお願いします!
なお第60次越冬隊、第61次夏隊と共に帰国したたけし人形は、
現在、極地研で南極・北極科学館の開館を待っています。
開館はまだかにゃ~
ところで、以前のブログでもご紹介しましたが、南極・北極科学館の企画展示は、
全て極地研広報室の科学館担当スタッフが手作りしています。
https://nipr-blog.nipr.ac.jp/science-museum/post-0bdd.html
https://nipr-blog.nipr.ac.jp/science-museum/post-6054.html
https://nipr-blog.nipr.ac.jp/science-museum/cat-2/727-fcd0.html
次回は、その企画展示の手作りの様子についてご紹介します!
お楽しみに~!