こんにちは!
国立極地研究所 南極・北極科学館です。
国立極地研究所では、政府の緊急事態宣言解除後も、
新型コロナウィルスの感染と拡散のリスクを低減するため、
原則として在宅勤務と入構制限の方針を継続しています。
https://www.nipr.ac.jp/info/notice/20200602-2.html
皆さまの健康と安全および
今年度の南極観測隊員を無事に送り出すことを優先し、
南極・北極科学館も臨時休館を継続しています。
ご理解とご協力をお願いいたします。
今から52年前の今日(9月24日)、第9次南極観測隊が昭和基地から南極点までの往復約5,000km 5ヶ月の旅行に出発しました。
昭和基地を出発した村山雅美(むらやま まさよし)隊長ら12人の隊員は、4台の雪上車に乗って昭和基地から東に20kmのF16という地点から南極点を目指しました。
極点までの道のりは、困難の連続でした。軟らかい雪に雪上車が埋まり、マイナス45℃の中、スコップで除雪をしながら進むこともあったようです。
そうして12月19日、ついに南極点に到着したのです。
そのような過酷な道中で実施された、雪氷観測、気象観測など様々な観測で得られたデータは、内陸調査の扉を開く大きな成果となりました。
南極・北極科学館には、南極点に到達したKD604雪上車が展示されています。
現在、休館中のため直接ご覧いただくことはできませんが、南極・北極科学館10周年を記念して科学館スタッフが制作した「南極・北極科学館 展示紹介」動画内で(1:43〜)KD604雪上車を紹介しています。ぜひご覧ください!