こんにちは!
国立極地研究所 南極・北極科学館です。

南極・昭和基地では5月31日から
太陽が昇らない「極夜(きょくや)」が続いていましたが、
ついに本日、久しぶりに太陽が姿をあらわします
日の出から日の入りまでわずか約30分ほどですが、実に一ヵ月半ぶり…!

反対に、11月半ば~1月半ばは太陽が沈まない「白夜(びゃくや)」で、
その期間は昼間の明るさが続きます。


皆さん、想像してみてください。

毎日、夜だけ………

毎日、昼だけ………


いかがでしょう。どちらがいいですか。
極地では太陽も極端ですね。

日本では「まだ明るい!日がのびたね~」「もう真っ暗!日が短くなったね~」くらいしか気にしませんが、
ちゃんと日が出てちゃんと沈む、それがどこでも同じことではなく、当たり前ではないことに気付きます。



極夜の真っ只中、南極の冬至(日本の夏至)には
ミッドウィンターというお祭りが開かれます

昭和基地でイベントを開催したり、
各国の基地とグリーティングカードを交換したり

隔絶された厳しい環境の南極で健やかな生活を送るためにも、
こうした行事が欠かせないのです。


今年の南極の冬至は6月21日。
「昭和基地NOW!!」でもその様子を紹介しています。
http://www.nipr.ac.jp/jare/now/20180621.html

ライトアップが素敵な雪像、運動会、夕食会…
楽しむぞ!という隊員たちの気合いが伝わってきます


季節の移り変わりを感じ、日々を大切に過ごす。
そんな気持ちはどこにいても持っていたいものですね




【南極・昭和基地】午前4時(日本時間:午前10時)
天気:晴れ
気温:-26.9℃
風向・風速 :南5.8m/s
日の出:12:13
日の入:12:42

【東京都立川市】午前10時 
天気:晴れ
気温:30.7℃