こんにちは

国立極地研究所 南極・北極科学館です!
 
今日も朝から暑いですね。
じっとしていても汗がしたたり落ちてきます
 
今年は梅雨明けが早かったこともあり
猛暑の夏になりそうな・・・
日本の夏は湿度、気温ともに高いため
熱中症などの他に、
細菌の繁殖などによる食中毒にも
気をつけたいですね。
 
寒さが厳しく乾燥している南極では、
食料はどのように保存されているのでしょう?
 
南極観測が始まった初期の頃は、越冬の際に保存庫もなく
食料は氷の穴ぐらに貯蔵したりしていました。
冷凍品を一年間長期保存するためには-20℃の環境が必要になります。
ところが昭和基地の年平均気温は-10℃、夏には雪が溶けて
気温がプラスになる日もあります。
そのため冷凍温度よりも高くなってしまい、
食材が腐ってしまうこともしばしばありました。
また残り物にカビが発生して、
貴重な食料を廃棄せざるをえないことも。
南極にも冷凍庫が必要なことがわかったのです。
寒~い南極でも冷凍庫がないと食料は
腐ったりカビが発生してしまうのですね。 

Photo〔南極観測初期の頃の食事風景〕2061〔第1次隊の頃の昭和基地〕

日本が暑い夏に向かっていくのとは逆に
南極はますます寒さが厳しくなっていきます。
長かった極夜も、そろそろ終わりに近づいています。
 
今日の昭和基地のお天気を見てみましょう! 
 
 
南極・昭和基地】午前4時(日本時間:午前10時)
天気:曇り
気温:-21.3℃
風向・風速 :南東1.2m/s

★極夜42日目

【東京都立川市】午前10時 
天気:晴れ
気温:29.5℃