こんにちは。
国立極地研究所 南極・北極科学館です。
本日1月29日は、1957年 第1次隊が南極のオングル島に上陸し
その地に「昭和基地」を開設することを決定。正式に上陸式が行われた日です。
【第1次隊 上陸式】
基地の建設や越冬機材の搬入は2月15日の宗谷の離岸まで続き
基地に搬入した物資の総重量は151トンにも達しました。
2月1日からの約2週間で、無線棟、発電棟など4棟が建設されました。
【第1次隊で建設された昭和基地の建物】
第1次隊の当初の目的は
「日本の南極観測基地として適当な地域を決定し、基地建設を行い、
必要な観測を行って、次年度における第2次隊による越冬観測の準備」で、
次年度に本観測として越冬を行う予定でした。
しかし、現地の状況が良好で、安全の見通しがたったため
11人が越冬隊として残留することになり、昭和基地で越冬ができる体制を確立しました。
【第1次越冬隊】
それから63年、昭和基地には60を超える建物の他
貯油タンク、貯水タンク、通信用アンテナなどの施設もでき
南極有数の大規模基地に発展しました。
第1次隊の上陸から始まった日本の南極観測。
地球環境の変化を見守り続ける隊員が、今日も昭和基地で奮闘しています。
【南極・昭和基地】午前4時(日本時間:午前10時)
天気:くもり
気温:0.1℃
風向・風速:東北東8.1m/s
日の出:2:22
日の入:22:46
【東京都立川市】午前10時
天気:晴れ
気温:11.7℃