こんにちは!
国立極地研究所 南極・北極科学館です。
展示室に横たわる、なが~~い、これっていったい??
答えは、氷を掘るドリルです!
正式名は「液封電動メカニカル型氷床深層ドリル」
…名前もながい(゜ ゜;)
南極大陸は、降った雪が押し固められてできた、
厚くて広大な「氷床(ひょうしょう)」に覆われています。
氷床の奥深くには過去の大気などが閉じ込められており、
気温地球の環境変動を知るための貴重な試料となります。
この専用ドリルを使って長い円柱状に氷を掘り出し、
雪が降ったときの気温や二酸化炭素濃度などを調べます
掘り出した「アイスコア(氷床コア)」
日本の観測隊が今までにどのくらいの深さまでアイスコアを掘削しているのかというと…
3,000m以上(地上に立てたら富士山の高さに届きそうなくらい!)
約80万年前の氷に達しているのです!
おもなアイスコア掘削地点とそれぞれのアイスコアの長さ(低温室作成)
規模が、スゴイ…。
ぜひ科学館で、間近に掘削ドリルの長さを実感してみてくださいね。
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ご来館をお待ちしております☆
【南極・昭和基地】午前4時(日本時間:午前10時)
天気:晴れ
気温:-6.1℃
風向・風速:東北東4.5m/s
日の出:4:12
日の入:20:58
【東京都立川市】午前10時
天気:晴れ
気温:8.8℃