こんにちは!
国立極地研究所 南極・北極科学館です。
昨日(11/9)、サイエンスカフェを開催しました。
講師は気水圏研究グループの當房 豊 助教です.
「エアロゾル」とよばれる、大気中に浮かんでいる微粒子と
雲のお話を詳しくしていただきました
身近なエアロゾルとして、花粉、ウイルス、PM2.5などが挙げられます。
スカイツリーでの観測のお話から
雲の形成にはエアロゾルが影響しているお話
雲があることで地表付近が温まり、ないと冷え込むなど
雲は私たちの生活に大きく関わっていることが分かります。
後半は、北極での観測のお話へ
観測場所は、世界最北端の村、スヴァールヴァル諸島・ニーオルスンにあり
標高475mのツェッペリン山上で、エアロゾルを計測しています。
また、今年の夏初めて、北極で発生する砂ぼこりの調査もされたそうです。
氷河がとけて泥状になったものを採取し、成分を調べたところ
微生物を含む水滴(凍りやすい)と近い温度で凍ることが初めてわかりました。
一体何故なのか?? 理由はまだ解明されておらず、調査中とのこと。
結果が楽しみですね!
身近な存在の雲や見えないエアロゾルの役割知ることができ、大変勉強になりました!
参加していただいた皆様、ありがとうございました
次回は11/30(金)18:00〜19:30
冬に枯れた茎に霜柱ができる
植物「シモバシラ」についてのお話です。
https://www.nipr.ac.jp/science-museum/event.html#cafe20181130
ご参加、お待ちしております
【南極・昭和基地】午前4時(日本時間:午前10時)
天気:晴れ
気温:-13.2℃
風向・風速:北北東1.1m/s
日の出:2:16
日の入:22:00
【東京都立川市】午前10時
天気:晴れ
気温:18.2℃