こんにちは!
国立極地研究所 南極・北極科学館です。
国立極地研究所では、政府の緊急事態宣言解除後も、
新型コロナウィルスの感染と拡散のリスクを低減するため、
原則として在宅勤務と入構制限の方針を継続しています。
https://www.nipr.ac.jp/info/notice/20200602-2.html

皆さまの健康と安全および
今年度の南極観測隊員を無事に送り出すことを優先し、
南極・北極科学館も臨時休館を継続しています。
ご理解とご協力をお願いいたします。

先週の金曜日(10/30)、
3分でわかる!極地研 第5回「氷床掘削ドリル」を公開しました。

広大な南極大陸を覆う氷のかたまり「氷床(ひょうしょう)」を
掘って削る「ドリル」のご紹介です!


現在休館中の南極・北極科学館の展示室入ってすぐの場所に
ドーンと鎮座する「氷床掘削ドリル」。


こちらのドリルは、昭和基地から約1,000km離れた場所にある
「ドームふじ基地」で使用された実物です。

ドームふじ基地


2007年、日本の観測隊はドームふじ基地で深さ3,035mの
氷床コア(氷の柱)を掘削することに成功しました。
これは、現在から過去72万年前の地球環境を記録している氷です。
コアは1回で約4mしか掘れないので、
3,035mの深さまで掘るというのは気が遠くなるような作業ですね…。


ドームふじ基地での氷床掘削については、極地研の広報誌「極」の中の
漫画【きょくまん】でより詳しくご紹介しています!
「極」17・18号【きょくまん】『オールジャパンだからこそドームふじ計画』
17号:https://www.nipr.ac.jp/kouhou/PDF/Kyoku-no17.pdf
18号:https://www.nipr.ac.jp/kouhou/PDF/Kyoku-no18.pdf

「極」創刊号ではドームふじ基地を舞台にした映画「南極料理人」の世界を特集しています。
創刊号:https://www.nipr.ac.jp/kouhou/PDF/Kyoku-no01.pdf

3分でわかる!極地研とあわせて、「極」もぜひチェックしてみてください〜!