こんにちは!
国立極地研究所 南極・北極科学館です。
今日は「漢字の日」。
毎年この日には、京都の清水寺で今年を表す漢字一字が発表されます。
漢字、といえば科学館でも気になる展示があります。
氷や雪は 「溶ける」? 「融ける」? 「解ける」?
どれも「とける」と読みますが、ただしくはどの漢字を使うのでしょう?
国際北極環境研究センター 榎本教授に聞いてみました。
融ける=個体が液体になる、を使います。
解ける=固く組み合わさっていたものがほぐれていく(問題が解けるなど)
溶ける=他の液体に溶け込む(塩が水に溶けるなど)
しかし、「溶岩」のように自らが液体になるものにも使われていますね。
常用漢字を見ると、「融」には「とける」という
訓読みがあげられていません。
新聞や学校ではこの読み方は使わないということです。
このため、南極・北極科学館では「融ける」という漢字は
あまり使っていません。
日本語って奥が深い…。
そういった視点から展示を見ていただくのも
新たな楽しみ方かもしれません
本日も皆さまのご来館をお待ちしております。
【南極・昭和基地】午前4時(日本時間:午前10時)
天気:晴れ
気温:-6.5℃
風向・風速:東北東12.4m/s
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☆白夜20日目
【東京都立川市】午前10時
天気: 雨
気温:6.3℃