こんにちは!
国立極地研究所 南極・北極科学館です。

日が長くなったのをはっきりと感じたり
花のつぼみがふっくらしてきていたり…
かすかに冬の出口が見え始めたように思います。

…とはいえ朝晩は氷点下になる日も多く、
少し前に降った雪が残っていたりします

日陰でかたくなっている雪は氷みたいに見えますが、
雪が氷に変化するにはなんと数百年から数千年かかるそうです!


降ったばかりの雪はたくさん空気を含んでおりすき間が多い状態ですが、
積もるにしたがって重みですき間が小さくなっていき、
空気がばらばらの気泡状態になったものを氷といいます。


南極大陸は、降り積もった雪がとけずに
押しかためられてできた氷が巨大なかたまりになった
氷床(ひょうしょう)におおわれています。



南極氷床は中央が盛り上がった形をしており、
みずからの重みで低いほうへゆっくりと動いています。


とくに流れの速いところは氷河(ひょうが)と呼ばれ、
沿岸地域までたどりつくと海に流れ出し、
大部分は氷山(ひょうざん)となり、一部はとけてなくなります。

B0121 



南極・北極科学館では南極の氷に触れるコーナーや
氷床を掘削するドリルの展示などもしています。
本日も皆様のご来館をお待ちしております



【南極・昭和基地】午前4時(日本時間:午前10時)
天気:曇り
気温:-1.8℃ 
風向・風速:東北東4.5m/s 
日の出:03:48
日の入:21:20

【東京都立川市】午前10時 
天気:晴れ
気温:4.0℃