こんにちは。
国立極地研究所 南極・北極科学館です!

今朝は寒かったですね~
だんだんと冬の気配を感じる頃となりました。

ちょうど昨年の今頃「チバニアン」の1次審査通過のお知らせをしましたが
今日は次のステージへ進んだお知らせです。
  
千葉県市原市の地層「千葉セクション」を、
国際境界模式層断面とポイント(GSSP)とする申請が、
審査の第2ステップである小委員会の審査を通過しました。
千葉セクションは、国立極地研究所などの研究チームが
2017年6月に地質時代の前期‐中期更新世境界のGSSPに申請し、
同年11月に第1ステップの審査を通過していましたが、
今回、第2ステップである小委員会で投票が行われた結果、
委員22名中19名の票を得て「千葉セクション」が認められました。

Dscn1069

今後、小委員会から第3ステップの審査を行う委員会に向けて、
千葉セクションの審査を行うよう答申が出されます。
審査は全部で4ステップあり、最終的に第4ステップの審査を通過すれば、
千葉セクションはGSSPとなり、約77万年前~約12万6千年前の
地質時代の名称が「チバニアン」と名付けられます。

地質時代の名称が日本の地名に由来したものになれば、
地質学だけでなく、日本の科学史においても大きな出来事になります。
 
 

【南極・昭和基地】午前4時(日本時間:午前10時)
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