こんにちは。
国立極地研究所 南極・北極科学館です。

先日の台風の影響で、研究所の木が倒れました…。

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P1080886 葉っぱが色づいてきて、きれいだなぁと思っていたのに
道にはみ出してしまっている状態なので、ご来館の際はお気を付けください

先週に引き続き、今週末も台風が来ますね。
台風25号は、日本海側の方に向かう可能性が高いとか。

なかなか進路の読めない台風ですが…

国立極地研究所の佐藤和敏特任研究員(現・北見工業大学特任助教)、猪上淳准教授、
海洋研究開発機構(JAMSTEC)の山崎哲研究員を中心とする国際研究チームは、
2016年夏季に北極海の船上や周辺で特別に実施された高層気象観測が、
同年8月に日本へ上陸した台風10号と、同年9月に北大西洋で発達した熱帯低気圧「イアン(Ian)」、「カール(Karl)」の
進路予報にどのように影響するのかを調べました。
その結果、北極域の観測の強化で台風等の進路予報の精度が向上することが分かったのです。

詳しくはこちらをご覧ください↓↓↓

https://www.nipr.ac.jp/info/notice/20180830.html
佐藤和敏さんは、イベント等で南極・北極科学館スタッフが大変お世話になった方です。
現在は北見工業大学で活躍されています。

こちらは、昨年開催したサイエンスカフェの様子↓↓↓
http://science-museum-blog.nipr.ac.jp/blog/2017/08/02/
この時も、台風について詳しくお話をしていただきました。

研究者による地道な観測、研究の結果、天気予報や台風の進路の予測の精度が上がって来ているのですね。
でもまだまだ自然の脅威は予測が難しいです。
台風や地震など、自然災害の多い今年。備えはしっかりしておきたいものですね。

【南極・昭和基地】午前4時(日本時間:午前10時)
天気:晴れ時々曇り
気温:-27.0℃
風向・風速:南南東4.6m/s
日の出:5:16
日の入:19:07

【東京都立川市】午前10時
天気:小雨
気温:21.4℃