こんにちは!
国立極地研究所 南極・北極科学館です。
梅雨寒が続いていましたが、久々に夏のような陽射しが戻り、蒸し暑くなりそうです
さて、今日は北極のお話です。
国立極地研究所は、南極や北極で研究・観測を行っています
隔絶された「氷の大陸」で、観測隊を組んで向かうため、比較的注目度が高い南極。
いっぽう北極は、いったいどんなところなのでしょうか?
(南極・北極科学館も南極に関する展示が大部分を占めています。
北極ファンの皆様、申し訳ありません…。)
「北極圏」とは、北緯66度33分より北の地域をさします
アメリカ、カナダ、デンマーク、アイスランド、ノルウェー、スウェーデン、ロシア、フィンランド
の8か国が領土を持っており、これらの陸地に囲まれた海を北極海といいます。
その面積は約1,400万平方キロメートルで、南極大陸の面積にほぼ匹敵します。
動植物が豊かな北極では、ホッキョクグマやホッキョクギツネ、
アザラシやジャコウウシなどが見られます
ホッキョクギツネ(可愛らしい…)
ジャコウウシ(インパクト大…)
種類が豊富な植物には北極固有のものも多く、夏には花畑のような景色が見られます
極地というと凍てついた世界を想像しがちですが、こんな面もあるのですね
また、南極と違い、北極圏には昔から暮らす人々がいます。
アラスカ、カナダ北極域、グリーンランドには「イヌイット」や「イヌピアット」と呼ばれる先住民族が、
スカンディナビア半島やロシアのコラ半島にかけては「サーミ」と呼ばれる先住民族が暮らしています。
日本の北極観測基地は、ノルウェーと北極点との間に位置するスヴァールバル諸島
スピッツベルゲン島のニーオルスンにあります。
ここには各国の北極観測拠点も置かれ、協力して観測を行っています。
【南極・昭和基地】午前4時(日本時間:午前10時)
天気:晴れ
気温:-9.8℃
風向・風速:東4.6m/s
★極夜20日目
【東京都立川市】午前10時
天気:晴れ
気温:23.5℃