白夜をご存知の方は多いかと思います。
南極や北極で、太陽が一日中沈まない現象です。

では、その逆。
太陽が一日中出てこない現象をなんというでしょう?

答えは、「極夜(きょくや)」。
極地の真冬の現象です。

ただいま、梅雨空の日本。
これからどんどん暑くなっていくのでしょうね。
南半球にある南極は、日本とは逆に、真冬を迎えようとしています。

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写真は、まもなく極夜という頃の昭和基地。

昭和基地では、5/31から極夜に入りました。
太陽が出なくて真っ暗なんて…と思われるかもしれませんが
実は、お昼頃になると、地平線が少し明るくなるのです。
太陽高度にしたがって、ほんのり明るい時間は日々変わります。
そしてしばらくたつと、また、暗い夜に戻ります。

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こちらの写真は、極夜の昭和基地。
ちょっとクリスマス気分?

ところで。
南極・北極科学館には、昭和基地のライブ映像があります。
日本との時差は6時間なので、
科学館が開館する朝10時のとき、昭和基地は朝の4時。
残念ながら、開館のときのライブ映像は真っ暗です。隊員さんたち、お休み中。

でもそのうち、昭和基地の管理棟の明かりがほっこりとともります。
そしてお昼頃になると、空がだんだん明るくなってくるのです。

科学館の午後3時頃になると、昭和基地は朝の9時。
この時間には、越冬隊員たちの活動の様子が見られることも。
えっさほいさと雪かきしていたり、
トットットット…と雪上車が走っていたり。

外での活動の様子が見られるのは、午後3時~閉館の時間帯。
スタッフにとっても、ちょっぴりレアな映像なので、
ついお客様を呼び止めてしまうかもしれません。
ぜひ、ライブ映像に注目してみてくださいね!

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南極で
雪かきの腕を
ふるいたい

(雪国生まれ)