こんにちは!
国立極地研究所 南極・北極科学館です。

今朝は空気がひんやり。
久しぶりに吐く息が白くなりました。
暖かくなってきても、朝晩はまだまだ冷え込みますね。
南極の今日の気温は-3℃。

【南極・昭和基地】午前4時(日本時間午前10時)
天気 : 弱い雪  
気温 : -3℃  
風向・風速 : 東 7.2m/s  
日の出 : 4:51
日の入 : 20:15

風も強いようです。
さぞ息が真っ白になるだろうと思いますが、
南極では息が白くなりません。
何故なのでしょうか?

吐く息が白く見えるのは、口から出る水蒸気が、冷やされて水滴になるからです。
水滴は、空気中の小さな小さな浮遊物(エアロゾルと呼ばれる浮遊粒子状物質)を
核に形成されます。
南極の空気はとてもきれいなので、空気中に核となるべき浮遊物が希薄なのです。
核がないので水滴ができず、息が白くならないのですね。

ただ、興味深いのは雪上車などの車が通ると、息が白くなるということ。
排気ガスなどに含まれるエアロゾルが一挙に増加するためだとか。
なんだかおもしろいですよね


【東京都立川市】午前10時  
天気 : 晴れ
気温 : 11℃
お天気が良くて、花粉が飛びそうです・・・。

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