おはようございます。南極・北極科学館です。
今朝も清々しいお天気でスタートしましたね
昭和基地も白夜19日目を迎え、よく晴れたお天気のようです。
【南極・昭和基地】午前4時(日本時間:午前10時)
天気:晴れ
気温:-5℃
風向・風速:東北東 7.2m/s
白夜 19日目
【東京都立川市】午前10時
天気:晴れ
気温:9℃
さて、本日は南極に行った犬のお話です。
南極と犬・・・といえばやはり「タロとジロ」が有名ですが
(タロとジロ)
日本の南極地域観測隊と共に過ごした最後の犬は
ご存知でしょうか?
(写真:13・26次隊・村山治太氏提供)
その名も「ホセ」というハスキー犬とカラフト犬ミックスの血統の犬でした。
父犬はベルギー隊から譲り受けた「ベルジカ」(愛称ベルガ)です。
ホセは7次隊と共にペットとして南極へ行きました。
一緒に行った「ブル」は10次隊の越冬中に病死(1969年4月12日)してしまいましたが
ホセは老衰で亡くなる1976年2月12日までの約10年間を南極・昭和基地で
隊員達と共に過ごしました。
性格はおとなしく、隊員達からとても可愛がられたこともあり
ドックフードはあまり食べない美食家だったそうです・・・
今は環境保護のため犬を南極へ連れて行くことはできませんが
厳しい自然の中で、隊員たちの心のオアシスとして
みんなを和ませ、日本の南極観測を支えてくれていたのですね。