南極・北極科学館には、南極の氷があります。
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さわってみてください。
氷なのでもちろん、冷たいです。
開館していれば、いつでもさわれます。

「南極から、氷をどうやって運んでくるんですか?」
という質問をよくいただきます。
それはですね…
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毎年1回、南極観測船「しらせ」が日本と南極を往復します。
日本から南極に向かう時は、観測隊員が1年間に使う物や食糧などの荷物をのせて行きます。
そして、南極から日本に帰るときに、からっぽになった「しらせ」の冷蔵庫に
南極の氷を入れて持ち帰ってくるのです。

氷は、観測隊員が昭和基地の近くの氷山を切り崩したものです。
(南極・北極科学館ホームページ もっと知りたいQ&Aより)
http://www.nipr.ac.jp/science-museum/qa/seikatu.html

こうして
運ばれた氷は、各地での講演会や企画展示で使われます。
常時、南極の氷にさわれるのは
ここ、南極・北極科学館だけです。

はるばる南極からやってきた氷にふれて、
極地に思いをはせてみて下さいね。

Mio_2
氷ひとつ
地球の歴史を
物語る

(氷に含まれている空気は、数万年前の地球の大気なんですよ)