こんにちは。
国立極地研究所 南極・北極科学館です。

来週24日(月)は、中秋の名月です
中秋の名月は、旧暦の8月15日の月のこと。今年は9月24日がその日に当たります。

月々に 月見る月は 多けれど 月みる月は この月の月

とても有名な、よみびと知らずのこの歌には、「月」が8個入っていて
旧暦の8月を表しているのだとか。
昔の人はうまいことを考えますね~。

昨日はきれいな上弦の月でした。
関東は夕方以降急な雨で、曇り空になったところが多かったようですが…
来週は晴れてお月見ができると良いですね。


さて、今日は、月の隕石をご紹介します。

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こちらが、南極・北極科学館に展示されている月の隕石です。

1986年に、やまと山脈で発見されました。
約44億年前にできた、月の高地を構成する岩石です。
鉄やトリウムの量が少ないことから、
これらの元素に富んでいる月の表側(地球から見える面)ではなく、
地球側から見えない裏側から来たと考えられています。

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P1080806 とても貴重な月の隕石。
(でも私にはコンクリートの破片に見える…。)

今年の中秋の名月の日は、残念ながら休館ですが(当館は、日・月・祝日休館です)…
ご来館の際には、ぜひ本物の月の隕石をご覧ください

【南極・昭和基地】午前4時(日本時間:午前10時)
天気:晴れ
気温:-24.6℃
風向・風速 :東1.7m/s
日の出:6:26
日の入:18:07

【東京都立川市】午前10時
天気:晴れ
気温:25.4℃