こんにちは!

国立極地研究所 南極・北極科学館です。

先日、来館された高校生のお客様より
こんなご質問をいただきました。
「KD604雪上車の運転席のエンジンの
ほぼ真上にある穴はなんの穴ですか?」



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[1968年に南極点に到達したKD604雪上車] 



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[運転席の真上の穴]



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外から見ると・・・



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黒いパイプがにょきっと!!

研究所内の極地工学の専門家にお話を聞いた所、
雪上車の屋根に設置された換気装置の通気管であることがわかりました。
車内に新鮮な空気を取り込むための、大事な穴だったのですね!
現在、換気装置は取り外されて、このようにパイプのみが残されたようです。

車内の穴にはもともと、雪が入ってこないように
開閉式の蓋がしてありました。※現在は外されています。

先人達の技術がつまったこのKD604雪上車
実際に中にお入りいただく事ができます!

ぜひ、皆さんも南極点まで往復5200㎞を走破した
雪上車を体感しにいらしてください


【南極・昭和基地】午前4時(日本時間:午前10時) 
天気:晴れ
気温:-4.9℃ 
風向・風速:東北東7.9m/s 
日の出:3:49
日の入:21:21

【東京都立川市】午前10時 
天気:晴れ 
気温:5.4℃