こんにちは!
国立極地研究所 南極・北極科学館です。
一昨日2/22(水)に立川市女性総合センター・アイムにて、
立川市教育委員会と市民推進委員会、そして極地研究所の
協働企画の公開講座が開催されました。
講師は極地研・国際北極環境研究センター特任研究員の
中野渡(なかのわたり)拓也先生です。
タイトルは
「海の熱を利用して冬の北極海の海氷を予測する」
海流のメカニズム、海の温度や高度などのデータ、その取り方から
ベーリング海、バレンツ海の海氷面積と
ユーラシア大陸や北アメリカ大陸の寒冷化とのつながりなど、
海洋物理学の最先端の研究のお話でした。
中野渡先生は当日、なんと出張先の紋別から直接お越しだったとのこと。
この講座に使う氷の写真を現地で撮れた!という嬉しいお知らせもあり、
皆さん熱心に聞かれ、ご質問もたくさんいただきました。
北極海だけでなく地球規模での研究だなと感じました。
きっとピンポイントでの地道な観測も、
全体像を把握するための大規模な動きを捉えることも
どちらも大事で欠かせないのでしょうね。
たくさんの方にご参加をいただいた
全6回の講座も今年度は今回が最後でした。
ありがとうございました!
【南極・昭和基地】午前4時(日本時間:午前10時)
天気:くもり
気温:-6℃
風向・風速:東10.3m/s
日の出:4:41
日の入り:20:26
【東京都立川市】午前10時
天気: 晴れ
気温:5℃