こんにちは!国立極地研究所 南極・北極科学館です。
8/21(日)、子ども向けイベント
めざせ!極地の研究者を開催しました。
「南極の氷から気候を復元するって?」
講師は第59次隊で南極に行ってきたばかりの
国立極地研究所 気水圏研究グループの中澤文男 助教です。
南極で雪はどんな風に積もるの? 雪はどうやって測るの?
南極で撮影した画像や動画を見ながら学びます。
南極では降り積もった雪が押し固められて氷へと変化します。
その氷をドリルで掘り、「アイスコア」と呼ばれる円柱上の氷のサンプルを採取して調べる事で
雪として積もった時代の地球の気候や大気の様子等を調べています。
今回はこの「アイスコア」調査を模擬体験しました!
アイスコアが保管されている「低温室」に移動しました。
普段は入れない特別な場所に、みんなドキドキ、ワクワクした表情でした
防寒服に着替えて、いざ低温室の中へ!
寒さに驚きつつも、研究で使う道具の数々に、目が釘付けでした
今回はアイスコアに見立てた「ダミーコア」を使って調査を体験しました。
氷の中に閉じこめられた堆積物や、その長さを測って記録します。
寒い中での調査、頑張りました!!
南極で採取されたアイスコアも見学させてもらいました
実物には迫力がありますね!
会場を移動し、低温室で記録したコアの数値を発表しました。
また、その数値をもとに、どんな事が分かるのかを話し合いました。
最後は科学館で、南極模型や氷を掘削するドリルの実物を見学しました。
温暖化によって、南極の氷にどんな影響があるかなど
大人の方も熱心に聞き入っていました。
残暑厳しい1日でしたが、参加していただいた皆さま
ありがとうございました!
次回は冬休みに開催予定です。
お楽しみにしていてください〜
【南極・昭和基地】午前4時(日本時間:午前10時)
天気:晴れ
気温:-20℃
風向・風速 :南南西2.4m/s
日の出:8:21
日の入:16:29
【東京都立川市】午前10時
天気:晴れ
気温:30.3℃