こんにちは!
国立極地研究所 南極・北極科学館です。

昨日(11/30)、サイエンスカフェを開催しました。
今回は国立極地研究所と日本雪氷学会 関東・中部・西日本支部との
共同主催での開催となりました。

講師は元帯広畜産大学 武田一夫教授。
凍土の研究がご専門で、道路の凍結や文化財の凍害
モンゴルでの観測もされています。

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植物シモバシラが魅せる氷の世界について
分かりやすく解説していただきました。

会場には平日の夜ということにも関わらず、たくさんのお客様に来ていただきました

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なぜこの様な形になるのか?
日本列島誕生とシモバシラとの間には?
どのような仕組みで氷はできるのか?
いつ、どこでみられるか?

…という4つの観点から、お話が展開されていき
不思議なシモバシラの世界に、会場中がひきこまれていきました。

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↑シモバシラができるまでの動画。 神秘的でなんとも美しい〜
複数のカメラを設置し、照明の位置も
何度も調整して撮影された、とっておきの映像、素晴らしかったです!

普段なかなか気にとめない小さな植物に
こんなに深いヒミツがあることに驚きの連続でした。
私自身、これからの植物の見方が変わりました!

参加していただいた皆さま、ありがとうございました

極地研からも近い高尾山では、毎年12月中旬頃にシモバシラが
見られるとのことです。ぜひこの冬、訪れてみてはいかがでしょうか?

南極・北極科学館では、来年2/28まで
講師の武田教授が撮影した「シモバシラ写真展」を開催しています。

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絹のような輝きのシモバシラ。
サイエンスカフェには参加できなかった方もぜひ
ご観覧にいらしてください

【南極・昭和基地】午前4時(日本時間:午前10時)
天気:晴れ
気温:-5.2℃   
風向・風速:東7.6m/s  
日の出:--:--
日の入:--:--

☆白夜9日目
【東京都立川市】午前10時  
天気: 晴れ
気温:11.3℃